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れいりえ中心に大好きな音楽とかストレートに書くよ

LIVE REPORT BRATS No.3【新宿 JAM FES 2017】

うーん、、最高!!その先の未来を見せてほしいと思ったパワフルなステージ!

 復活したBRATSの3回目のライブになる新宿JAM FES 2017。前回BRATSが出演させて頂いた渋谷ハグロックはカテゴリー的にどちらかというと、というより完全にシンガーソングライターがメインだったのに対して、新宿JAM FES 2017はバンドがメインのサーキットフェス。しかも8日間の開催日程中2000円で何回でもいつでもいけるという完全に頭がおかしい(褒めてます)フェス。しかし、日本全国から有名無名に関わらず見応えのあるバンドが集まってきてて、自分もBRATSがお目当てだったにも関わらずちょっと気になるバンドを見に行ったら思いがけずに良いバンドに出会えたりして、これがフェスの魅力だよな〜って実感。

会場に5時間前についたのは他でもない、BRATSのステージを最前で見たいから。他に女性がもう一人自分より前についていてなんかとってもうれしかったな。自分は直接ステージに立つわけじゃないけど嬉しかったw

 このライブの全体的な印象としては、とにかく「楽しかった!」の一語に尽きる。ただもう少し詳しく述べれば、魂を揺さぶる歌を歌う黒宮れいの“いま”が全開だったということ。

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フロアは過去2回のライブの評判を聞いたロックファンの方々だったり、LADYBABYから駆けつけた数多くのファンで見事なまでに満員に。渋谷のようにサウンドチェックが目の前で行われるのを見ながら、今日のライブの期待に胸を踊らせていた。ハグロックの渋谷WWWと違ってステージとフロアを仕切る柵はなくてありえない近さでのライブ。「もう現実なのかわからないです〜」「本当に信じられないよね!」などとみんなで楽しく話しながら待つ。あや(Ba/Cho)、ひなこ(Gt/Cho)の楽しそうにセッティングをする様子は演奏が始まる前からワクワク感を大いに煽ってくれた。

ライブが始まる。 上手から登場した黒宮れいの表情はめちゃくちゃクールだ。“Anthem”に続く曲は過去2回のライブと違って“正当化プライドモンスター”から華々しくスタート。過去2回のライブのあのセットリストにこそ意味が込められていると思っていたからちょっと驚いたのだが、ライブ終盤にしか聞けないと思っていたあのダークで美しい旋律がライブの起爆剤となって猛烈なドライブ感と盛り上がりを生んだに違いないのだろう。いきなりNINE SPICEの空間に黒宮れいの歌声が狂おしく響き渡っていく。フロアがグラグラ揺れるくらいに「Ah-Ah-Ah-Ah-Ah-Ah」のパートでオーディエンスとのアンサンブルが最高に決まった“脳内消去ゲーム” を目の当たりにして、つまりステージとフロアが「共鳴」した瞬間にロック・バンドとしてのBRATSの進化と強度を誰もが感じずにはいられなかったはず。そのキャリアを考えればこの2曲で場内に熱狂を満たした黒宮れいの歌声とオーディエンスの雄叫びの熱狂は間違いなく日本で1番、いやもう宇宙で1番だった。そしてMC*1で矢継ぎ早にCDリリース情報を告知し終えるとすぐさま“Pain"へ。この曲はメロディと言葉がとにかく強い。その強さは、これまでの黒宮れいが持っていた才能やスキルの中から生まれたような類いのものではないような。もっと未来の先にある、彼女の大きな強さだったり美しさだったりを予感する、そんなメロディと言葉に心を奪われっぱなしになってしまうのだ。そしてBRATS復活の狼煙をあげた代表曲でメロディそのものが持っているせつなさが何度聴いても何度観ても、本当にいいなあと思う“アイニコイヨ”では音源があるからこそヴォーカルラインのちょっとしたアレンジなどに気がつくと「にやり」としてしまうし、だからこそライブは楽しいしかっこいいのだ。そんな日常を忘れ熱狂へと導いてくれた時間はあっという間に過ぎ去ってしまい最後の曲の“決まりごと”へ。本当にライブの最後にこの曲ではアッパーな高揚感で、ブレーキが壊れたかのようなビートでそれこそ“アイニコイヨ”を躍動感で上書きするかのように、脇目も振らずに狂騒の彼方へただ一点を目がけて爆走するかの如く、圧巻のアンサンブルをこれでもかとぶつけてくる。最後は一糸乱れぬ4人のパワフルなプレイで幕を閉じた。

自分の立ち位置のせいかもしれないし、ライブハウスの特性で思い過ごしだと思うがこの日は、自分がこれまで観てきたBRATSのライブのアベレージに比べると、PAの出音があまりいい方ではなかったように感じたし、LADYBABYのネオ・ダダイズム・パレードでの素晴らしいパフォーマンスをたった2日前に見せてくれ、回復までの時間が短かったであろう黒宮れいの喉はやはり絶好調ではなかったのかもしれない、だからちょっと声がつぶれ気味だったように感じたのだがでも、そういう細かいことはどうでもよくなるくらい、逆に3人の思いやテンションがガツンと前に出た素晴らしいライブだった。高ぶった感情をオーディエンスと向き合う為に片足を大きく前に一歩踏み出しガッとモニタースピーカーにのせた脚に力点を置き、振り乱した髪を無造作にかき上げながら、フロアを見渡し時折オーディエンスに不敵な笑みを見せ歌う黒宮れいの姿は本当にめちゃめちゃかっこいいし、それはアイドルの黒宮れいでは見ることのできない魅力だろう。そして、ライブ中にヘドバンかましていると何度ネックにぶつかりそうになったかわからないくらい曲中に前に出てきて演奏してくれてこれでもかと煽ってくれたあや、ひなこも最高だった。

 

楽曲の持つソリッドに研ぎ澄まされた突破力のあるBRTASのサウンドはもはやあや(Ba/Cho)、ひなこ(Gt/Cho)、ぴろしき(Dr)という「この3人だから鳴らせる躍動感」につきると思うし、そして盤石にして心強い後方射撃を得て、黒宮れいはいつにもまして伸びやかに躍動していて、繰り返しになるが2日前のLADYBABYのライブの疲れを物ともせず高らかに感情とバイタリティに満ちた歌声を響かせていた。そんなBRATSの逞しさや生命感溢れるライブをリアルに体験できたことが、 そしてステージ上の黒宮れいのバンドは楽しい!という多幸感そのものが、一方でそれらはまさにBRATSとLADYBABYというパラレルキャリアをパワフルに爆進している黒宮れいの「いま」の全開なのでありそれがマジで最高だった。だから僕らは毎回のように彼女のライブに通ってしまうのだろう。(これからリリースキャンペーンに参加予定の皆さん、思う存分楽しも〜)

  セトリを変えたことで途方もないドライブ感と熱量が生まれた今回のライブ。メンバーたちは勿論、観客の表情も心底満足。つまり誰も彼もがまさしく完全燃焼したライブであった。

 

 

*1:BRATSのライブはほぼノーMCなんだけど苦悩や悲しみ、悔しさを背負いながら困難を乗り越えてきた黒宮れいだからこそ伝えられる言葉があるはずだから、1つの到達点に立った時にその言葉が聞けることを願っています。